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Vol.13建売に暮らそう!新着コラム

建売なのに?内装・壁紙等の色が選べる「売建方式」とは?

2020.08.31

建売住宅を購入するのではなく、注文住宅を建てたい!という方にその理由を聞くと、様々な理由があがってきますが、女性から多く出てくる意見の中に「好みの色が選べないから」というのがあります。建売住宅の立地・価格・陽当たり等は全く問題がなかったとしても、「壁紙(クロス)やフローリングの色が好みのものではない…せっかくの新築だからそれだけを張り替えるというのももったいないし…でも嫌いな色の内装の中では暮らしたくない…せめてその部分だけ色が選べる建売住宅があったらなぁ…」という方は少なからずいらっしゃいます。

建売住宅を企画・販売しているデベロッパーやビルダーの中には、そういった要望に応えるべく、内装の色が選べる方式を取り入れているところもあります。「売建方式」「カラーセレクト」「未完成住宅」「カラースキーム」「セミオーダー」など様々な表現をしていますが、趣旨としてはほぼ全て同じです。ということで、今回はこの内装や壁紙(クロス)が選べる建売住宅のメリットについて詳しく解説していきたいと思います。

「売建方式」のメリットとは?

① 壁紙(クロス)等の内外装の色が選べる

② 工事の過程を見ることができる

③ 完成直後に入居することができる

なお、売建(うりたて)方式という言葉は、「売ってから建てる」という意味の業界用語で、一般的な言葉ではありません。事前に間取りをフィックスして、建築確認番号(≒許認可)を取得した状態まで段取りをしておき、一部の内外装の仕様については、購入希望者が選べるようにいったん”保留”にしておきます。そして購入希望者が決まり、”保留”にしていた内外装の色等を選んでもらってから、建築着工して完成させるというわけです。なので、広告宣伝している販売時期は完成していないのですが、業法上は立派な「建売住宅(未完成住宅)」として扱われるとても滑稽な方式と言えますが、「色だけは選びたい!」という一定数のニーズがあることから、特に大都市圏の建売住宅市場でよく散見される販売方式になっています。それではその3つのメリットを細かく見ていきましょう。

① 壁紙(クロス)などの内外装の色が選べる!

建売住宅の最大の弱点ともいうべき「色が選べない」という欠点を補完したこの方式ですが、壁紙(クロス)・フローリング・キッチン面材・巾木・ドア等の建具の「色」だけを選べるようにしている業者さんが大半のようです。注意したいのは、材質やグレード・商品そのものまでを選べるようにはしていないという点です。理由は設計図や建物原価に大きな変動をもたらすような変更まで全て容認してしまうと、注文住宅並みの経費と時間がかかってしまうため、とても建売住宅の価格設定のままでの販売・商品提供はできなくなるからです。なので、選べるのは数種類に限られた「色」のバリエーションの中から”のみ”となります。


サンプルやカタログ等を視ながら、材質やそもそものグレード感に納得がいかない場合は、あまりこの方式での購入はお勧めしません。やはり注文住宅を選択して白紙からスタートしたほうが良いと思います。


そして、この方式で内装の色を選ぶ際の注意点としては、家というのは必ず家具や家電品、カーテン、ラグ・カーペットの装飾品などという無数のインテリアに囲まれて暮らすものなので、空っぽの家の色だけを選択しても、住まいの雰囲気は最終確定しないということです。


よくあるケースとしては、とにかく「白」に囲まれて暮らしたい!という女性の方が多いのですが、内装の色としての白というのはプロでもとてもコーディネートが難しいのです。もし置きたい家具(ダイニングテーブルやソファ)が決まっているようでしたらサンプル同士を比べて木目や材質感などの相性をチェックするなどしたほうが賢明かもしれません。一般の方がカラーコーディネートする場合は、同系色ではなく比較的異なる色どうしの組み合わせの方が失敗はしにくいでしょうし、イメージもし易いと思います。


壁紙(クロス)等の内装が気になるのが女性だとすると、外壁等の外装を気にするのは男性の方ではないでしょうか。売建方式の建売住宅においては、外装色も選べるようにしていることが多いようです。内装と同じように、仕様・商品・材質はフィックスしていますが、その中で色を選択できるようにしてあるというわけです。外壁材のサンプル板(大抵の場合はA4~A3サイズくらいのもの)を見比べながら決めていきますが、ここでも気を付けたいことがいくつかあるのでご紹介しておきます。


サンプルを見ながら外壁材の色を選ぶときに、その作業を屋内でやらない、ということです。外に出て、日光に当てながら、色見を確認するということです。屋内の照明の照度と、日光の照度や室は全く異なります。外壁は実際に出来上がるとイメージしていた色を全く違った!などという話しをよく聞きますが、それが要因のひとつになっているかもしれません。晴天の日と曇りの日では全く印象が異なるという点も見逃せません。また、小さい板面を見比べながらの作業になるのですが、一般的に外壁材の色の印象というのは、見ている対象の面積が広くなれば広くなるほど「薄く」見えます。逆に小さいと「濃く」見えます。


ということで、色々と細かい注意点はあるものの、好きな色に囲まれて生活したいとお考えの方々にとって、好みの色を選べるという点では、この売建方式の建売住宅は楽しい住まい選びになるのではないかと思います。

② 工事の過程を見ることができる

色が選べるということばかりにフォーカスしがちなこの販売方式ですが、実はそれ以外にも完成している建売住宅にはないメリットがあります。それは工事の過程を見ることができるというものです。完成している建売住宅というのは、完成してからお客様にお披露目することが多いので、どのような工事過程を経て完成したのか、壁紙の裏側がどうなっているのか…などがわかりません。その点、購入者が決まってから着工する売建方式であれば、建物が立ち上がっていく様子を眺めることができます。記念に定期的に写真をとってみてはいかがでしょうか。


なお、注意点としましては、購入契約者だからと言って、工事中に無断で現場に立ち入ることは絶対にしてはいけません。とても危険ですし、残代金を支払って所有権移転するまでは、売主さんの承諾なく勝手に敷地や建物に立ち入ることは一般的にはできません。

③ 完成直後に入居することができる

もう一つ、この売建方式にはメリットがありまして、それは完成直後の入居が可能であるという点です。販売中の完成済の建売住宅だと、完成してから数か月、中には1年以上経過しているものもあります。”未入居”であることには違いはないのですが、できれば完成後すぐに入居したい!という方にはもってこいだと思います。

最後に

ということで、建売住宅として販売しているのに、内装・壁紙(クロス)・外壁など、色が選べるといういいとこどりをしている売建方式のメリットを解説させていただきました。住まい購入の選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。


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