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徹底比較!「戸建て」と「マンション」
購入するならどっち?

分譲物件を購入しようと思った時、戸建てとマンションではどちらの方が良いといえるのでしょうか。
比較すべきポイントはたくさんあるため、簡単にどちらが良いのかを判断することはできませんが、今回は「費用面」「生活面」「資産価値」の3点から戸建てとマンションについての比較をさせて頂きたいと思います。

「費用面」で比較する

1,両方に共通する費用

戸建てでもマンションでも、分譲住宅を購入する際にはさまざまな費用が発生します。
まず戸建てとマンションの両方に発生する費用としては以下のものが挙げられます。

・契約書の印紙
・登記費用
・信用会社に支払う保証料、融資手数料(融資の際)
・担保設定費用(融資の際)
・火災保険料

取得後に係る税金
・固定資産税
・都市計画税
・不動産取得税

2,分譲戸建てだけに発生する費用

戸建ての住宅を購入する場合、中古でも新築でも物件の売主と直接売買契約をしない限りは仲介手数料が発生することになります。
仲介手数料は〔物件価格×3%+6万円(消費税別)〕が目安となるのですが、この費用は契約時か物件の引き渡し時に支払うことが多くなっています。
また注文住宅をイチから建てる場合は、土地を購入してから家が完成するまでの間も土地のローンが発生することになります。

3,分譲マンションだけに発生する費用

分譲マンションの場合は修繕積立金という費用がかかります。
修繕積立金とは「建物の大規模な修繕」や「不測の事故、特別な事由により多額の費用を必要とする修繕」「共用部分の変更工事」などに充てる準備金のことです。
基本的には毎月支払うことになるのですが、負担を少なくするために物件の引き渡し時に一定の費用を集めることもあります。
この負担額が安すぎると建物の維持に支障が生じることになってしまうため、修繕積立金が適正に徴収されていなかったマンションでは、必要不可欠な工事が発生した際に1世帯あたり数十万円の臨時徴収が実施されることもあるようです。

また一部の物件では無料化をしているものの、マンションに住みながら車を使用する場合は駐車場代が発生します。金額は物件にもよりますが周辺の駐車場相場と同等か、それよりも安い金額設定が多いようです。


「生活面」で比較する

続いては戸建てとマンション、それぞれの生活面におけるメリットを順番に紹介させて頂きたいと思います。


1,分譲戸建てのメリット

騒音を気にしなくて済む
一戸建てはは建物が独立しているため、マンションのようには上下階や隣からの騒音を気にしなくて済むようになり、またこちらもは騒音などに関する苦情が来る心配をせずに済むようになります。
もちろん戸建てであっても騒音問題が全く無いわけではありませんが、マンションに比べればその差は歴然です。
庭付きの家に住むことができる
憧れている方は多いと思いますが、マイホームに庭があると子供の遊び場にしたり家庭菜園を楽しんだりと自由に使うことができます。マンションの中には専用の庭を設けているところも一部あるのですが、戸建てに比べればごく少数となっています。
駐車場がある
敷地内に駐車場がある戸建てに住めば、無料で気軽に車を利用することができます。
また最近では都市部を中心にマイカー離れが進んでいるため、マンションの駐車場には空きが発生しているらしく、駐車場代から計上される管理費や修繕積立金が不足して将来の修繕計画に影響が出ているという問題があるそうです。
複数階が持てる
2階建て(2フロア)以上の戸建てに住めば、上下階の空間の使い分けをすることができます。フロアごとを違った用途に使えば、変化に富んだライフスタイルを楽しめることでしょう。
プライバシー面が良い
一戸建ては建物の独立性が高いため、マンションに比べて周りの目を気にする必要がありません。
建て替えやリフォームが自由にできる
マンションのリフォームは専有部分のみに限られる上に、管理規約による制約もあります。しかし戸建てであれば「ペットが飼いたい」「楽器を演奏したい」といった希望に合わせて生活空間を大胆にリフォームできるため、自由度の高い生活をすることができます。

2,分譲マンションのメリット

立地が良い
立地条件でいうと戸建てよりもマンションの方が駅より近く、利便性が高い立地に多い傾向にあります。
利便性が高い立地ほど土地代も高くなってしまうものですが、マンションは1つの土地に複数の世帯が集まっているため、1戸あたりの土地代が安くて手が届きやすいものとなっています。
セキュリティ面が良い
マンションには監視カメラやオートロックなどの防犯設備が充実しているだけでなく、管理人が常駐していたり他の住人の行き来も多くなっていることから、放火や空き巣などの犯罪抑制に繋がっています。
日当たりや展望が良い
周辺の環境やマンションの構造によっても変わってきますが、近くに高い建物がないマンションの中層階・高層階であれば、日当たりや展望がとても良いものとなっています。しかしマンションが未完成の場合はそれらを確認することができないので、広告の情報やモデルルームの窓の位置などを見て、完成後をイメージする必要があります。
バリアフリーな生活ができる
マンションにはエレベーターがあり、また階段を使わないで1フロア内を移動できるため、体力が無い高齢者や歩くことができない障害者に優しいものとなっています。

将来的な資産価値は?

先ほどは購入時や購入後に発生する費用についての比較をさせて頂きましたが、将来の資産価値を考えた場合はどのように差が出てくるのでしょうか。


1,分譲戸建ての資産価値

戸建ての場合は土地と建物の所有者が同じであるため、建物が老朽化しても容易に建て替えやリフォームをすることができます。
木造の戸建て住宅である場合は経年による建物の価格下落は激しくなりますが、たとえ資産価値が無くなっても土地の資産価値が下がることにはならないため、一定の資産価値を保ち続けることができるのです。ただ土地と建物を一緒に売り出すことで売却価格が高額になるため、買い手が見つかるまでには時間がかかることもあります。

2,分譲マンションの資産価値

マンションは1戸当たりの所有土地価格がわずかなものであるため、建物の老朽化が進むと価値がどんどん下がっていってしまいます。
ブランド化されている一部のビンテージマンションや、近隣地域の再開発などによってマンションの価格が購入時より上がっているケースも何件かはありますが、何十年という長期間に渡って住む場合は、やはり資産価値は落ちていくことでしょう。

資産価値が自分の予想した以上に下がってしまうと、将来的に大きなリスクを背負うことにもなりかねません。
そのため、もし将来的に売却することを考えた上で分譲物件を購入するのであれば、マンションより戸建てを選んだ方がリスクは低くなるといえるでしょう。

この記事の担当

取材・文章/不動産ライター・著

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