まちづくりインタビュー ミサワホームタウン 荻窪 東京で実現する空を感じる暮らし 「季を奏でる光と翠の邸」
ミサワホーム東京株式会社 センチュリーデザインオフィス東京 シニアデザイナー 中村貴幸

「ミサワホームタウン荻窪」は東京都杉並区、JR中央線「荻窪」駅徒歩15分の閑静な住宅地に誕生した分譲地です。新宿駅まではJR中央線利用でたったの10分。都心まで快適にアクセスできます。
荻窪は昔は別荘地や文豪の街であったという歴史から、今回の分譲地は上品なまちにしたいと考えました。実は私の実家が荻窪にあり、周辺についての土地勘があったため、地理や環境の特徴を捉えた上で設計することができました。

主要駅へのアクセス
荻窪駅は3路線が乗り入れ、各方面へのアクセスが快適です。新宿駅へは直通10分、東京駅へは直通23分でアクセスできます。
主要駅へのアクセス

[Town]文豪に愛された街にふさわしい住まい

歴史と緑が織りなす荻窪の街

荻窪は緑の豊かさと高い都市機能を併せ持つ街です。分譲地の目の前には松渓公園、徒歩7分の立地には杉並区の中で最も大きな公園である善福寺川緑地があります。幼稚園、小中学校が全て徒歩3分以内に位置し、子育てには非常に適した環境です。

荻窪は大正から昭和初期にかけ、東京近郊の別荘地として「西の鎌倉」「東の荻窪」と称され人々の憧れの街でした。また、多くの文化人がこの地に居を構え活動していたことから、芸術家や文豪の街と言われるようになりました。

松渓公園

高級感を演出する外観

荻窪の豊かな歴史から、ここには高級感のある上品な住まいがふさわしいと考えました。
「ミサワホームタウン荻窪」の建物は、2.5階の高さとなり、近隣の住まいよりも背が高く高級感が感じられます。加えて切妻屋根にしたことで高さが強調され、特徴ある外観となりました。また、門扉をつけたことで更なる風格を演出しました。

外観は青と白、茶色とベージュの2種類にしシャープなファサードと相まってモダンな印象へ。外構はルールを決め統一感のある街区とし、永く資産価値を保つことができます。
建物の質感にもこだわりました。例えば、塗り壁は普通とは異なり、光る骨材(貝、砂、石、雲母等の天然素材)を使用しています。ミサワホームはこのような細部にまでこだわっています。

風格を作り上げる門扉
外壁の素材の一部
左:プレーンサイディング+土壁調吹付
砂の温もりとキメ細やかさ、そして天然素材のアクセント
右:SAKURAタイル
時の経過とともに表現を変える桜の花びら

[Challenge]東京23区、30坪への挑戦

当分譲地は東京23区、駅徒歩15分の立地にあることから、敷地面積は決して広くはない30坪。如何に無駄を省き、有効活用するかということが求められます。
今回は、高さや視界を広くすることで空間の広がりを演出しました。
天井に高さを出し高窓を設置することにより、木樹や空が視界に入り空間の広がりを感じられるのです。

見上げるようなリビングダイニング

公園の緑、空の青を感じる2階LDK

目の前が松渓公園であることから、家の中からの景色に公園の緑と空の青を採り込み、窓から四季の移ろいを感じられるよう、敢えてLDKを2階に設けました。
また、天井高を3m以上確保することで、窓を高い位置に設け、陽光がふんだんに降り注ぐようにしています。ここでは1日中太陽の光を感じられるので、太陽時計で暮らしているような気持ちの良い生活ができます。

さらに、公園の落葉樹は自然のカーテンとなります。夏は葉が生い茂り陽射しを遮り、冬は葉が全て落ち陽がさんさんと降り注ぐ、まさに理想的な環境です。
小さなお子さまがいるご家庭では、子どもたちが目の前の公園で遊ぶ姿を眺めることができます。

No.1とNo.2の目の前には松渓公園 
LDKの窓に広がる空と樹木。冬は公園の葉が落ちるため、陽光をたっぷり採り入れます
LDKの天井は、成人男性が手を伸ばしても遥か上です

空間の広がりを演出する仕掛け

せっかく天井に高さを出しても、目線を上にする「何か」がなければ、意外にも高さを意識できないものです。高窓や飾りがあると自然と視線が上に届き広さを意識するようになります。当分譲地では、部屋の繋がりを見せたり、間接照明で懐を照らすことで視線を上に向ける工夫をしています。

キッチン上には2.5階のスキップフロアの窓。LDKにいる人と会話ができます。
奥の天井に懐をもたせ間接照明で照らしています。深い懐があることで、照明の光が優しくなります。
正面と写真右側の高窓で視線を上に向けています。また、窓際のカーテンBOXを壁に埋め込み、スッキリとした見た目にしました。

公園の景色と一体化するバルコニーの前景庭

リビングから見る前景庭の様子
L字型バルコニー

リビングから繋がるバルコニーはL字に配置し、部屋からの視線が南東の角を抜いて斜めに伸びるように設計しました。正面のみに窓をつけると視線が窓の幅に収まってしまいますが、L字バルコニーにし、側面にも大きな窓をとることで視界が広くなります。
バルコニーを庭の代わりとしてガーデニングすると、後ろの公園と一体化した緑溢れる景色が広がります。

設計段階でのスケッチ
見上げるようなリビングダイニング、想像以上に高い窓。3方向からの光が差し込み、隣家があることを忘れてしまうような空間の広がりを感じます。プライバシーや通風にも配慮した快適な空間設計です。

プライバシーや通風への配慮

新しく家を設計する場合、家の中からの視界をコントロールできます。つまり、建物の高さや窓の位置を調整することで、既存の建物と視線が合わないようプライバシーが保たれた空間設計が可能となります。そのため、北側の建物の場合でも、陽光を十分に採り入れつつプライベートな空間を確保することができます。

隣地との1階の境には植栽とパーテーションを設え、テラスを挟むことで視線をカットしています
北側と南側に窓を設け、南北に気持ち良い風が抜けるよう通風にも配慮しました。南側の住まい(No1、No2)には、キッチン奥の北側にもルーフバルコニーを設けたので、物干しやゴミ置き場としてお使いいただけます。バルコニーの壁は高くしプライバシーを確保しています。

敷地を最大限活用する収納空間

30坪の建売住宅の場合、実際に入居されると収納が足りないということがあります。
そのようなことがないよう、限られた敷地で最大限の収納空間をご用意しました。

収納空間「蔵」(No.6、No.7に採用)
キッチンを見下ろす窓のある2.5階のスキップフロア。スキップフロアの床ハッチを開けると蔵があります。
隠れ家のような収納スペースには、思い出の品や季節用品を収納できます。
蔵のイメージ※天井高をお約束するものではありません。現地でご確認ください。
キッチン収納(No.2)
炊飯器やポット置き場には蒸気排出ユニットがついているため、トレーを引き出さずに炊飯ができます。
扉を閉めればキッチン廻りがスッキリ片付きます。
小屋裏収納(No.2)
約4.8畳の小屋裏収納は、家族共同で使うものを収納するために、奥様の家事効率を配慮しキッチン上に設けました。
※「ミサワホームタウン荻窪」の販売は終了しております。多数のご来場ありがとうございました。